小さなエコハウス

分離発注方式

分離発注方式


小さなエコハウスの建設は、コスト削減につながる分離発注方式を採用しています。
通常の工務店に一括発注する方式に比べて、分離発注は工務店の諸経費が不要となるため、事務所のコンストラクトマネジメント費(CM費)が必要となりますが、一般的には1割程度のローコスト化が可能です。

分離発注方式

設計事務所に工事全般の監理業務を委託。事務所のコンストラクトマネジメント費(CM費)が必要となりますが、一般的には1割程度のローコスト化が可能です。

工務店発注方式

工務店やハウスメーカーと契約しても、実際に工事を行うのは下請業者(専門業者)。下請業者の工事代金に約30%の元請管理費が上乗せされて依頼主に提示されます。

分離発注方式と工務店発注方式の違い

比較項目 分離発注方式 工務店発注方式
工事の契約関係 依頼主と専門工事業者が個々に契約 依頼主と工務店が一括契約
建築の主導権 依頼主主導で進む 工務店主導で進む
建築家の立場 依頼主のパートナーとして、依頼主のために行動 工務店の社員として会社の利益を優先
専門業者の立場 依頼主と契約するので、元請業者 工務店と契約するので、下請業者
建物の特徴 エコ志向・自然志向、無垢の木材や塗り壁が多い 工業化志向、合板やビニルクロスが多い
業者倒産リスク 一部業者が倒産しても工事代金の過払いは発生せず、倒産した業者の入れ替えで工事を続行できる 多くの下請け業者が工事代金を受け取れず、工事続行が不可能になる場合が多い
地域性 欧米では珍しくない方式 日本だけこの方式に偏っている
時代性 透明性の高い新しい方式 閉鎖的で古い体質